160.箱根彫刻の森美術館・両腕
平成16年10月14日41×32センチ
製作時間49時間

 「箱根彫刻の森美術館」の四作目の作品は、これに決めました。見て歩いていて、一番印象に残った彫刻でした。
 力の入った両腕で、私の「両腕」は姉の洋子とフロントの杉山由佳だなと、思いながら見てきました。
 彫刻は書き出す前に色を決めるのに、別の紙を入れて、黒と茶で色々なパターンを作り、影の部分は黒の「◎」と「の」の一度打ちと決め、その上から茶を掛け、他の部分は黒と茶で「◎」だけに決めましたが、良く見ながら描いていますと、光が当たっている部分があり、そこは「茶」だけにして描きました。発見の連続で描き、思っていた様に描けました。
 でもバックを描くのに悩みました。彫刻を描く時、いつもバックには「葉」があるのです。同じ葉は描けなく、本当に悩みながら描きました。赤い花はさつきのつぼみのつもりです。

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