161.ざくろ  平成16年11月20日 制作時間32時間 41センチ×28センチ

「ざくろ」は前から描きたいと思っていました。いつも応援して下さる御田たか子先生と、可愛がっていて下さる直江泰子おば様から戴いたと思ったら、今ではたった一人の実の叔母である陽子叔母の家に行った時、「ざくろ」がたわわになっていて、77才の叔母が椅子にのって取ってくれました。短い期間に三人の人たちから「ざくろ」を戴いてしまいました。
 姉がいつもの様に写真を撮ってくれ、文明堂さんに拡大コピーをやって戴いて、「愛」がいっぱいの「ざくろ」が描けたのです。
 実を描くときは、すっぱさを思い出しながら描きました。この絵は下絵を描いてもらったので、実の一粒一粒を描く時、キーが下絵の線にぴったり適中しました。描きはじめた頃はなかなか合わなかったのに長い間描いていると、こうなるんだなあ、と自分の年輪を感じながら描きました。

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